GRECO L-5 Copy Model  '91 vs '77

左;'91年製 LAG120N           右;'77年製 L170N


Greco L-5タイプは '90年代にはLAGシリーズとして再度ラインナップされることとなります。けれどこの頃はコピー規制が本格的となり、中途半端なオリジナル性を採り入れ出した感は否めません。と同時に、材質のコストダウン化も随所に見受けられます。

'90年代LAGシリーズ(先表示)  vs '70年代のLシリーズ(後表示)

下記の項目に差異が生じます。


①ポジションブロック:白蝶貝イミテーション vs 本白蝶貝

②ヘッドロゴ:白蝶貝イミテーション vs 本白蝶貝 (L100はパーロイド)

③フィンガーボードまわりのバーフリング:1重 vs 2重

④ヘッド裏:ブラック未塗装 vs ブラックアウト

⑤ネック裏:ボリュート付 vs ボリュートなし

⑥ブリッジ:インレイなし vs スノーフレイクインレイ入

⑦ヒール :継ぎ足し構造 vs 継ぎ足しなしの1本竿構造

⑧テールピース:板折り曲げのみのコストダウン構造 vs L字折り曲げ部分に蝶番付

⑨PG:鼈甲柄部分が不透明 vs  〃 が半透明 

⑩ヘッドデザイン:フラワーポッドイメージ?独自の模様入 vs 本家を忠実にコピー



'91年製 LAG120Nは、同等の'70年代L100より価格はアップしていますが材質はランクダウンは否めません。

やはり時代の違いだったんでしょうね。

Greco L Series 70’s

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